水中写真家AYAKOが世界中の海で出会った海のシーンを紹介していきます。
第1回 クマノミ
これから、かたくない、海の生物の話を気分にまかせて書いていきたいと思います。
お茶のひと時にでも、読んでいただければと思います。
カクレクマノミ
今回は、クマノミ。
数年前の映画の主人公 ニモ で、クマノミは海に入らない人にも人気がでました。
クマノミといっても、何種類か存在します。
日本には、6種類がいると聞いています。(世界では25種類)
- クマノミ:伊豆にもたくさんいますね。体に2本の線がはいってます。
- カクレクマノミ:ニモはこの種類です。体に3本の線がはいってます。
- ハマクマノミ:クマノミに似ていますが、体の線が1本です。
- ハナビラクマノミ:背中の縦の線と、エラに横の線がはいってます。
- セジロクマノミ:背中に、縦の線がはいってます。
- トウアカクマノミ:背中から見ると、ハートの模様が見えます。
♪ いち(一)はま、に(二)くま、さん(三)かくれ ♪ って覚えてくださいね!
ハマクマノミ
カクレクマノミは名前の通り、一番恥ずかしがりやで、生活の場所としているイソギンチャクの中にすぐ隠れます。
実は、クマノミとイソギンチャクは共生関係にあり、イソギンチャクの触手に刺細胞があり、これがクマノミを捕食しようとする敵から守ってくれるのです。
クマノミは大丈夫なの?って疑問に思いますよね。クマノミはイソギンチャクの刺細胞に順応する能力が生まれつきあるようです。
いつもはイソギンチャクに隠れて外の様子をうかがっているクマノミ達ですが、写真を撮っているカメラに向かって、また背後からフィンや体に体当たりして攻撃してくることがあります。
それは、生んだ卵を守っている時です。その時は、皆さんも少し離れて観察してあげてくださいね。
第2回 バリ島西部の魚達
今回は、年末年始に行ったバリ島西部の魚達を紹介したいと思います。
紹介したい魚は、まず、 通称 背ビレちゃん イソハゼの一種です。 オスは背ビレがピーンと長くてきれいでした。
大きさは、2〜2.5センチ
キリンちゃん(オコゼの一種)
次は、通称 キリンちゃん これはオコゼの一種ですね。
獅子浜のような、泥地の岩場に隠れていました。というか、小さくて私達には到底見つけられません。
体の模様がキリン柄なので、キリンちゃんです。大きさは、1〜2.5センチ
ピクチャードラゴネット
次は、ピクチャードラゴネット
みなさん、ニシキテグリって見たことあります? 日本では、沖縄以南の島で見られます。
よく魚図鑑にオスとメスがぴったり寄り添って上昇しながら泳ぎ、産卵する写真が載っています。
このニシキテグリに形はそっくりなのですが、下記の表のような違いがあります。大きさ、5ミリ〜8センチ
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ニシキテグリ |
ピクチャードラゴネット |
体の模様 |
帯状 |
ドット柄 |
住んでる環境 |
枝サンゴの中 |
泥が少し混じった
砂地の岩場 |
ブラックスポットピグミーゴビー
次は、ブラックスポットピグミーゴビー。背ビレの黒点が特徴で、目の下の2本線もかわいい。
暗がりを好むので撮影しにくいよ、とリゾートのオーナーに言われたけど、うまく撮れたので載せちゃいます。
大きさ、2〜2.5センチ
オレンジダムゼル
次は、オレンジダムゼル。
幼魚は、頭のブルーのラインと体のオレンジ色のコントラストがとてもきれい。
目の下には、涙のような雫の模様が。大きさ、〜5センチまでがかわいい。
ジャワダムゼル
ジャワダムゼル
幼魚は、黒地に白・黄色・ブルーが映えてかわいい。
この子は、ダイビングではなくスノーケルでないと見れず、大きい一眼を持って揺れる浅瀬の撮影でしたので、こんな写真でごめんなさいです。大きさ、〜5センチまでがこの子もかわいい。
リトルファイルフイッシュ
最後に、私が気にいった子、リトルファイルフイッシュを。
ソフトコーラルの中を隠れるように、ゆっくり泳いでいました。
この独特の模様と、目の愛らしさが忘れられません。
大きさ、5センチ
みなさんも、機会がありましたら、こんな子たちに会いにいってください!
第3回
人間の世界と同じで、魚の世界も幼魚は小さくてかわいいです。
幼魚は小さいだけではなく、体の色や模様、形までも成魚と全く違う魅力的な子がいます。
タテジマキンチャクダイ成魚
タテジマキンチャクダイ幼魚
まずは タテジマキンチャクダイ
小さいときは、渦巻きの模様なのに、大きくなると縦縞に変化します。
と同時に、あどけない顔が、悪人のような顔に変貌してしまいます。
サザナミヤッコ成魚
サザナミヤッコ幼魚
次は サザナミヤッコ
八丈島に行くと、いつもタテジマキンチャクダイとサザナミヤッコはセットで見られます。
タテジマキンチャクダイに比べると、小さい時は、輪が流れたような模様をしています。
大人になると、太くて白い横縞がはいり、全体的にドット柄になります。
次は ツユベラ
この子も伊豆のポイントでよく見られます。
浅瀬で鮮やかなオレンジ色に背中の白の斑点が目をひきます。
すばしっこいので、写真撮る難易度は高いですね。
カンムリベラ
子供の時は、背ビレに白く縁どられた黒い斑点と背中にあるオレンジ色の斑点が目立ちます。
この子も、すばしっこいです。
イロブダイ幼魚
最後は イロブダイの幼魚
白い体色にオレンジのラインが目立つ子です。
幼魚の時は、同じ場所にとどまっていてあまり逃げないので、写真は比較的撮りやすいです。
さて、ツユベラとカンムリベラ、イロブダイは大人になると、カメラのファインダー越しで魅力を感じず、成魚の写真がありませんでした。ごめんなさ〜い。
みなさん、図鑑で調べるかググってみて、幼魚との違いを確認してくださいね。
第4回
今回はカエルアンコウ。
イロカエルアンコウ
イロカエルアンコウ
カエウアンコウがきらいなダイバーはいないと思います。
ちょっとブサイクなんだけと、なぜかかわいい。
魚とは思えない、歩き方というか泳ぎ方。
ダイバー達の間では、まさしくアイドルです。
それにしても、カエルアンコウを見ていると、つくづく海の中は不思議な生物がいるんだと感心してしまいます。
ベニカエルアンコウ
ベニカエルアンコウ
カエルアンコウは世界中で、48種類ほどいるそうですが、日本で見られるものは13〜15種類。
平均して水深15m位の所に生息し、口は12倍に広がり、閉じるスピードは0.007秒と魚類最速!
おでこのあたりからエスカ(疑似餌)が出ていて、それをブンブン振り回して、餌を取ります。
クマドリカエルアンコウ
岩にいるカエルアンコウのエスカはエビ、砂地にいるカエルアンコウのエスカはゴカイ。
と、それぞれ住んでる場所の生物に、エスカを似せているようです。
オオモンカエルアンコウ
伊豆のポイントでよく見られるカエルアンコウは、以下の4種類でしょうか。
水中では、なかなか種類の見分けはむずかしいですよね。
私が今まで、いろいろなダイビング地のガイドさんから教えていただいた見分け方の話をまとめてみました。
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特徴 |
イロカエルアンコウ |
目が小さい。 |
爪10本 |
第1、第2のつのが透けている。 |
しっぽに3つのシミがある。 |
ベニカエルアンコウ |
目が大きくグリーン。 |
第1のつのが細長い。 |
背中(おしり)にしみがある。 |
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クマドリカエルアンコウ |
顔にクマドリ模様。 |
背ビレが体色と違う色で縁どりされている。 |
目の周りがゴールド。 |
しっぽに「父」の文字が見える。 |
オオモンカエルアンコウ |
爪11本 |
第2のつのが三角形。 |
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皆さんもこれらが本当かどうか、水中でカエルアンコウを見つけたら検証してみてください。
さらにカエルアンコウが好きになるかも。
そうそう、最後に、カエルアンコウモドキというかわいそうな名前のカエルアンコウがいることも紹介しておきますね。
第5回
カエルウオやギンポ達。普段は岩場の穴から顔を出し、愛嬌をふりまいてます。
「この子達、全身はどうなっているんだろう」と、思ったことありませんか。
マツバギンポ全身
マツバギンポ顔
全身はニョロっとした細長い体型をしています。 たまに岩場の上で、全身出しているのが見られますので、観察してみてください。
ここから、今回の話です。
世の中は春まっさかりの恋の季節。海の中も同じです。
普段穴なの中から顔だけ出しているカエルウオやギンポ達が、この時ばかりは、他のオスとの縄張り争いでの威嚇のため、メスへのアピールのために全身を穴から外に出し、自分をを大きく強く見せようとしています。
婚姻色といわれるように、体の色を変えたりもします。
ヤイトギンポ(メス)
ヤイトギンポ(婚姻色)
意中のメスが決まると婚姻色でアピール
ヒトスジギンポ
シマギンポ
ギンポ
そういえば、私の大好きなハゼ達も、普段隠れている砂穴から全身を出し、同じように口を大きく開けて威嚇したり、ヒレを広げて自分を最大限素敵に見せたりしている時があります。
オイランハゼ
ギンガハゼ
その写真も載せちゃいます。
これらの魚達の行動を見たい人は、静かに見守る我慢強さが必要です。
第6回
春濁りの時期や、今の梅雨の時期の大雨の後は、伊豆の海は濁ることが多々あります。
透明度は落ちますが、マクロ生物の観察で、ダイビングは十分楽しむことができます。
マクロ生物で、よく生物情報にあがるのが、ムチカラマツにつくエビ達です。
このエビ達も同じように見えますが、よく見ると何種類かいるようです。
写真と一緒に、それぞれの特徴をご紹介します。
ムチカラマツエビ
背中の突起がない。手ナガエビの一種で、ハサミが長い。
ムチカラマツエビ
ムチカラマツエビ
キミシグレカクレエビ
背中の突起が2つ。手ナガエビの一種で、ハサミが長い。
キミシグレカクレエビ
キミシグレカクレエビ
ビシャモンエビ
背中に突起がたくさんある。手のハサミが短い。
ビシャモンエビ
ビシャモンエビ
イボイソバナガニ
名前の通り、エビではなくカニです。顔が外人顔しています 笑
イボイソバナガニ
イボイソバナガニ
これからムチカラマツを見つけたら、ムチカラマツを指で挟んで下から撫でてみてください。
エビ達が自分で探せるようになりますよ。
第7回
最近の私のお気に入りは、ハゼ、スズメダイ、ハナダイ・ハナゴイの種類の魚達です。
今回は、ハナダイ・ハナゴイの写真をご紹介しようと思います。
ハナダイ・ハナゴイは特に違いはなく、両方ともハタ科、名前が違うだけのようです。
伊豆でよく見かけるのは、キンギョハナダイですよね。
最近行った西表島で、偶然にもオオテンハナゴイというハナゴイの幼魚を写真に収めることができました。
オオテンハナゴイを見たのは初めてで、かつ幼魚ともなるとテンションも上がります。
実は、アカボシハナゴイという魚を撮りにその根に行ったのですが、
目的の写真は、納得のいくものが撮れませんでした 笑。
アカボシハナゴイ
オオテンハナゴイ
アカボシハナゴイに似た魚で、アサヒハナゴイという魚がいます。
違いは尾の付け根の模様が、縦長の紋になっているのがアカボシハナゴイ、なっていないのがアサヒハナゴイです。
南の方でよく見られるのは、ハナゴイ、アカネハナゴイ、スミレナガハナダイ、カシワハナダイ、ケラマハナダイ、フタイロハナゴイ、ミナミハナダイなど。
雄は体の色や模様に特徴があり、求愛の時は、それが顕著に表れます。
スミレナガハナダイは、体にピンクの四角い形が浮かび上がり、それがサロンパスを貼ったように見えるので、サロンパスという愛称で通ってます 笑。
スミレナガハナダイ(メス)
ハナゴイ
アカネハナゴイ
ミナミハナダイ
フタイロハナゴイ
ケラマハナダイ幼魚(手前) ・ カシワハナダイ幼魚(奥)
伊豆でもキンギョハナダイの他に、アカオビハナダイ、スジハナダイなどが見られます。
スジハナダイ
アカオビハナダイ
他に印象に残るきれいなハナダイ・ハナゴイといえば、マダラハナダイ、オシャレハナダイ、フチドリハナダイでしょうか。
マダラハナダイ、オシャレハナダイは、ライトを照らしたり近づいたりすると、すぐ岩の隙間に隠れてしまうし、フチドリハナダイは足がつかない中層のオーバーハングした根の暗い所にいて、なかなか写真を撮るのは難しいです。
フチドリハナダイ
オシャレハナダイ
マダラハナダイ
どのハナダイ・ハナゴイも、色や模様の美しさに魅了されます。
第8回
伊豆でよく見るのはダテハゼ、サビハゼ、クツワハゼなど地味系なので、あまり写真の被写体として歓迎されません。たまにヒレナガネジリンボウ、ネジリンボウが出たという生物情報があると、そこに行って、それらのハゼの写真を撮りたいと思います。
ハゼも私にとって魅力的な生物です。
でも気づかれないように慎重に近づかないと、シャッターを切ろうとしたその瞬間に引っ込みます。
ハゼは生息域がいろいろですが、今回は砂地で、通常のダイビングの深度で見られるハゼを紹介したいと思います。それぞれ背ビレの色や形に特徴があり、その美しさに魅了されます。
ネジリンボウ
黄色い帽子をかぶり、体には床屋の看板のような斜めの黒い縞模様。
ヒレナガネジリンボウ
ネジリンボウと同じく黄色い帽子をかぶり、体に斜めの黒い縞模様がある。
特徴は背ビレがピーンと伸びていること。
ヒレナガネジリンボウ
ネジリンボウ
ハタタテハゼ
体の前半分は乳白色、後ろ半分はオレンジ色をしていて、背ビレがピーンと伸びている。八丈島ではたくさん見られる。
ヤシャハゼ
白い体に赤い縦線の模様がはいり、背ビレはピーン伸びている。
ヤシャハゼ
ハタタテハゼ
ホタテツノハゼ
体は茶褐色、背ビレが円形で網目模様。
ニチリンダテハゼ
体は半透明で黄色の横帯がはいり、背ビレが円形で日の丸模様。
ニチリンダテハゼ
ホタテツノハゼ
ヤマブキハゼ
体は半透明で全体的に山吹色の斑点がはいっている。
眼がサッカーボールに似ている。
ギンガハゼ
体に青い斑点が散りばめられていることから、銀河のハゼ→ギンガハゼ と言われる。
体の色は、グレーの個体と黄色の個体が見られる。
ギンガハゼ
ヤマブキハゼ
オドリハゼ
左右の胸ビレを交互に動かし踊っているようにみえる。
黒の体色に、頭から背中にかけて白の帯がはいっていて、透明な胸ビレと尾ビレは黒い水玉模様である。
オドリハゼとテッポウエビ
砂地のハゼは、テッポウエビと共生しています。
ではその住処である穴は誰の家? そう、テッポウエビの家なのです。
よく観察すると、テッポウエビが一生懸命、穴から砂を掻き出して家の掃除をしています。
ハゼは家に住まわせてもらっているので、変なやつが来ないか見張り番をしています。
見張り番のハゼは変なやつが来ると、テッポウエビのヒゲに尾ビレで振動を与えて知らせます。
私達が近づくと、まず大家であるテッポウエビが穴に引っ込み、その後ハゼが引っ込むのです。
ギンガハゼとテッポウエビ
ヒレナガネジリンボウとテッポウエビ
第9回
前回、伊豆や沖縄方面で、よく見られるハゼをご紹介しました。
今回は、生息域が限られている少し珍しいハゼをご紹介しようと思います。
とくに、広げた背ビレや胸ビレの模様や色が美しかったり、姿がかわいかったりと、そのハゼを知ると、一度は見たいとその場所に潜りに行きたくなるハゼ達です。
私が見た場所も付け加えておきますね。
モエギハゼ
体は透明感があり、淡いブルーやグリーンの色がはいる
背ビレと胸ビレには黄色の縦線がはいっている
ヒレが開いてないとただの棒(笑)
石垣島の深場
ヘルフリッチ(シコタンハタタテハゼ)
グラデーションした紫の体色
私が見たのは、パラオと久米島
アケボノハゼに体型は似ているが、水深が深めでかなりレアー
アケボノハゼ
体の前方が乳白色、後方が紫色、背ビレ胸ビレは赤色
柏島、沖縄、久米島、石垣島、西表島、パラオ
今回ご紹介する中では、見れる確率が一番高い
ホムラダマシ
ホムラハゼに似ているが、全体的に色が少しくすんでいる
石垣島、西表島
ホムラハゼより見れる確率は断然高い
ホムラハゼ
白色の体、頭部には茶色い斑点、各ヒレにはオレンジ色の模様がはいり、それが映える
柏島 まだ1回しか見れず
スジクロユリハゼ
体の色は青みを帯びた銀色 体側に橙色の線がはいっている
このハゼもヒレが開いてないとただの棒(笑)
柏島
ギンポハゼ
穴から顔をだしている姿は超小さい
メスへ求愛する時はヒレを羽のように広げて、自分を大きく見せる
石垣島の浅い砂地で大潮をねらわないと見れない
オイランハゼ
やる気を出した時の婚姻色が素晴らしい
背ビレはピンクと緑でドット柄、腹ビレは青、胸ビレはピンクと緑の縞模様
石垣島、西表島で見られる
カニハゼ
横からみると、カニそっくりで、動くとカニが横歩きをしているよう
パラオとフィリピン
第10回
もうすぐ毎年恒例の伊豆大島ツアーですね。
いつも行く伊豆半島とは、地形も、生物も少し違う水中が楽しめます。
このツアーを目標に、1年間スキルを磨いてきた方もいるはず。
ツアーの前に、少し予習をしておきましょう。
ポイントは、秋の浜、野田浜、王の浜など。
島ですから、エントリーを助けてくれるバーやスロープはありません。
この時期の三種の神器ともいえる生物は、
フリソデエビ / ニシキフウライウオ / クマドリカエルアンコウ
と、大島のガイドさんが言ってました 笑。
クマドリカエルアンコウ
ニシキフウライウオ
フリソデエビ
他に人気の生物は、
クダゴンベ / ホタテツノハゼ / ヒレナガネジリンボウ / ヤシャハゼ
でしょうか。
ヒレナガネジリンボウ
ホタテツノハゼ
クダゴンベ
ヤシャハゼ
レンテンヤッコやタテジマキンチャクダイの幼魚も、かわいいですね。
水温も下がり、ウミウシもたくさんいるはずです。
みんなのアイドル、ピカチューことウデフリツノザヤウミウシも。
ウデフリツノザヤウミウシ
タテジマキンチャクダイの幼魚
レンテンヤッコの幼魚
ぜひ、みんなで探しましょう。
第11回
私のお気に入りで、まだ,スズメダイをとりあげていませんでした。
今回はスズメダイの写真を載せたいと思います。
スズメダイは、幼魚の時は美しい色や模様なのに、成魚になると地味な一色になってしまう種類がいます。
スズメダイは、よく観察すると、岩場や枝サンゴの間で一定の決まりをもって動いでいるのですが、動く瞬間が早すぎて撮りにくかったりします。
また、いる場所がかなり浅かったり、身を守るためにサンゴの中を住処としていたりとなかなか撮りづらい条件が並びます。
かわいく撮るためには、忍耐が必要ですね。
クロメガネスズメダイ
アツクチスズメダイ
スズメダイモドキ
イチモンスズメダイ大瀬崎の浅場で見つけました。
モンスズメダイ
ネズスズメダイ
ナガサキスズメダイ伊豆でも見られます。
第12回
冬のダイビング。寒くて海に行くのが億劫になりますよね。
でも、寒さに負けない楽しみがあります。
- どこのポイントもすいていて快適
- 水中の透明度がとてもよい
- 深海の魚を見れるチャンスがやってくる
深海の魚とは、夏場はダイバーがいけない深度に生息している魚で、冬場、水温が下がったために浅い深度に遊びに来てくれるのです。
先日、長年の夢だったアンコウにやっと会えることができました。
この写真はアンコウですが、他にキアンコウという種類もいるそうで、違いは、アンコウは頭が丸いのに対し、キアンコウは半円だそうです。
他に私が今までにあったことがある深海の生物は、
アカグツ
アカグツもアンコウの仲間のようです。
ヒメクサアジ
ヒメクサアジは2回しか見たことありません。
1回目は夏の八丈島で、冷水塊(沖から冷たい潮がはいってくる)がやってきたとき。寒かった〜。
マトウダイ
マトウダイは、比較的遭遇しやすい魚です。
ヒシダイ
ヒシダイやアカグツは、出現すると、ダイビング雑誌などが取り上げるほどレアーのようです。
浮遊系の幼魚ですが、リュウグウノツカイ、テンガイハタ、ユキフリソデウオにも遭遇しました。この幼魚達は、水面スレスレまであがって来て、私たちを楽しませてくれますが、10センチ位と小さいため、体力を奪われ深海には戻れずここで息絶えてしまう、ちょっとかわいそうな運命です。
ユキフリソデウオ
テンガイハタ
リュウグウノツカイ
(今回は生物の紹介がメインですので、写真のレベルが低いのはご愛嬌で。)
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